「ダナ・ポイント」
8月8日(土曜日)
やはりロスの朝は靄で一面に覆われ涼しい朝だった。これが日中になると晴れ渡り気温も上がるのだろう。因みに昨日よりも更に一度下がり17度だった。まずロスの南の「ダナ・ポイント」という海岸の街に行く。K君はここで数年間過ごし、お子様3人は皆ここの高校を卒業したという。のどかな街でヨットが2000隻停泊出来る施設があるという。街の高台の家は今では100万ドルするという。昔元大統領のニクソン氏も引退後別荘に住んでいたというリゾート地・避暑地だ。美しい海辺に並ぶヨット、涼しい風、何とも言えない一時でした。アメリカの豊かさの一面を観ることができた。ここはロスの南のオレンジ・カウンティーだが、ここまでロスからは「インターステート、ルート5号線」約150kmほど来た所だが、途中は片側8車線の巨大道路でアメリカ最大の幅だそうだ。中央部に優先車線が2車線走しっていた。この5号線はそれこそ北のシアトルから南のサンディエゴと西海岸を南北に通っている幹線道路だった。実にアメリカらしい光景だった。

「8月12日」
毎年、この日になるとこれを書く。30年前の午後6時半、避暑に訪れていた伊豆下田で上空を通過するJALのジャンボジェットが見えた。これがその36分後に墜落するとは、何と運命の不思議なことか。なぜあの時、上を見上げたのか?誰かが私に何かを呼びかけていたのか?あの事故で大阪の取引先の方3名がお亡くなりになった。ご冥福を改めてお祈り申し上げます。

「サン・クレメンテ」
更に南下し「サン・クレメンテ」という街まで出掛ける。海に突き出た長いピアーが印象的だ。海に向かって右手はサーフィン・ゾーンのようでサーファーが沢山いた。左側は海水浴客用のようで人々が泳いでいた。ピアーの上では魚釣りの人が熱心に魚を釣っていた。サバのような青魚を釣り上げていた。小さな魚はリリースしていた。家族連れが多い。皆夏休みを楽しんでいるようだった。昼は少し早目にピアーの根元にあるレストランで白ワインを飲みながら、海老フライと貝のワイン煮込みを食べ、最後にクラムチャウダーを食べた。満足しました。帰りの道も結構混んでいたが、反対側、即ちロスから南下する方は渋滞が酷かった。結局、ロスのダウンタウンには殆ど全く行かなかったことになる。あっという間の一週間でした。

「ルート66」
K君の家の近くにあの有名な「ルート66」があった。早速「道路標示版」を記念に撮影した。「ヒストリック ルート 66」と書かれていた。ご存知のようにルート66は、「シカゴ」から「ロス」までのインターステートのフリーウェイだ。昔のTVドラマが懐かしい。さて、8日の土曜の夕食はイタリアン。地元の店で気楽な雰囲気の店だが、味は美味しかった。アメリカでの食事だが、意外と高かった。二人でワインが一本30ドル以上、料理に税金を含めてほぼ約100ドル前後、それにチップが15?18%だから、120ドル程度になった。ワインが高かったのが本当に意外だった。
この旅では、シアトルではT君と奥様のレイジーさんに、ロスではK君にお世話になりっぱなしだった。毎日車で送り迎えしてもらい、本当にありがとうございました。シアトルの空港のセキュリティーで土産に日本から持ってきた羊羹を開けられてしまい困りました。まあその他は問題なく、アメリカ西海岸の2都市をエンジョイしました。K君の自宅からLAXまで行くのにお願いしてLAのダウンタウンを廻ってもらった。チャイナタウン、リトル東京、ディズニーシアター、LAPD(警察署)等々を観た。ところが中心部は大幅な交通規制が行われていて、中々フリーウェイに乗れなくて困った。さて帰りのLAXから成田へは久し振りにファーストクラスに乗った。成田ーシアトルはビジネス、ロスー成田はファースト、これで合計10万マイルのマイレージを消化して只でした。流石にファーストの和食の食事は美味しかった。満足でした。さて今回はワインではなく、芋焼酎の「村尾」の水割りを飲んだ。11時間のフライトの最後に軽食が出るのだが、オプションの「一風堂のラーメン」を頼み、最後にまた村尾の水割りを頼んだら、CAから「お強いですね、もう殆どボトルは空になりました」と言われてしまった。それにしても空の旅も、ファーストとビジネス、更にエコノミーとの差が非常に大きいのを感じた。そうそう最近の布のナプキンは角にボタン穴のあるのが当たり前になってきた。シャツのボタンに穴を入れるとずれないので本当に便利だ。勿論エコノミーは紙だから不要だが、布のナプキンは穴がないと困ります。行き帰り共にボーイング777?300でトイレにはお尻を洗うシャワーがあり助かった。成田に着いてみたら気温32度とのこと。熱波が身体を襲う。参ったなあ、アメリカが羨ましいよ。
以上、帰国して暑さに泣いている勢古口がお送りしました。次回は、「アメリカ西海岸の旅、後記」をお送りします。

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